新解析法 I-SVVS、東京大学との共同研究成果が論文に掲載されました

Author

Yasunori Ichihashi

Team Director

2018年、博士学生時代の先輩である東京大学・大森先生にお声がけいただき、同大学・岩田洋佳先生の研究室との共同研究がスタートしました。炎天下の大豆圃場で行った根のサンプリングや、チーム総出で取得した膨大なマイクロバイオームデータ。そのすべてが、今回報告した新しい解析手法 I-SVVS(Integrative-Stochastic Variational Variable Selection)誕生の礎となりました。

特に注目いただきたいのは、岩田研のTungさんが中心となって開発・改良したI-SVVSです。高次元オミクスデータを統合的に解析し、重要な微生物種と代謝物を同時に抽出できるこの手法は、既存技術に比べて高速かつ高精度。農学や医学など幅広い分野での応用が期待されます。

当時のチームメンバーが一丸となって取り組んだ努力が、今回の論文として形になり、さらには解析手法が製品として公開されたことに大きな感動を覚えています。

今後もフィールドワークとデータサイエンスを掛け合わせ、新しい知見を社会へ届けられるよう精進してまいります。

引き続き応援よろしくお願いいたします。

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I-SVVSウェブサイトはこちら

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