初めてのサバティカル滞在受入を終えて — Don Smith教授ご夫妻を迎えて

Author

Yasunori Ichihashi

Team Director
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5月下旬、カナダ・McGill大学のDonald Smith教授が、サバティカルの一環として私たちの研究室に約1週間滞在されました。Smith教授は、植物と微生物の相互作用、植物マイクロバイオーム、ホロビオント研究の第一線で長年活躍されてきた研究者です。私たちのチームにとっても、海外から研究者をサバティカルとして受け入れるのは初めての経験であり、準備段階からチーム一丸となって対応しました。

到着日は成田空港までお迎えに行き、翌日には理研でのセミナーから滞在が始まりました。Smith教授には、植物成長促進微生物やバイオスティミュラントに関する研究についてご講演いただき、その後、チームメンバーとの個別ディスカッションやラボツアーを行いました。滞在中は、矢部さん、山﨑さん、藤原さん、木原さん、Yangさん、大熊さん、朴さんをはじめ、多くのメンバーがそれぞれの研究を紹介し、意見交換を行いました。また、実験植物開発室や微生物材料開発室の見学も実施し、研究所内のさまざまな取り組みにも触れていただきました。

研究の時間だけでなく、食事や交流の時間も大切な機会になりました。歓迎会では「花豆」で食事をし、別の日にはメンバーと一緒に「だだ食堂」でランチを楽しみました。だだ食堂ではオーナーの方に土中環境に様々な工夫を凝らした庭園を案内していただく場面もあり、研究所の外でも自然や地域の魅力を感じられる時間になりました。滞在中には東京やつくばの案内もあり、Smith教授と奥様のMargaretさんに、日本での時間を少しでも楽しんでいただけたのであれば嬉しく思います。

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今回、私が特に印象に残ったのは、ラボメンバーがとても積極的にSmith教授ご夫妻とコミュニケーションを取ってくれたことです。英語での会話に慣れている人もいれば、少し緊張しながら頑張って話していた人もいたと思います。滞在を長く感じた人も、あっという間だったと感じた人もいたかもしれません。楽しかった人、自信をつけた人、逆にもっと英語で議論できるようになりたいと課題を感じた人もいたと思います。いずれにしても、この1週間はチームにとってとても良い刺激になりました。

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Smith教授との議論を通じて、私たちが掲げている「ホロビオント」を対象とした研究の意味も、改めて深く考えることができました。植物を単独の個体として見るのではなく、微生物や土壌環境との関係性の中で成立する生命システムとして捉えること。その視点は、私たちが進めているマイクロバイオーム解析や共生微生物の分離培養、さらには今後の共同研究にもつながる重要なものです。

初めてのサバティカル滞在受入は、準備も対応も手探りでしたが、チーム全体で協力しながら無事に終えることができました。Smith教授とMargaretさんが私たちのチームに運んでくださった温かい雰囲気、研究への刺激、そして国際的な交流の機会に心から感謝しています。

今回の経験を、これからの研究活動やチームづくりに活かしていきたいと思います。

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