土壌、植物、動物、人間―
すべてはつながっている

Soil, plants, animals, and humans—
everything is connected

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our mission

私たちのミッション

⽣態系デジタル化
データサイエンスによる仮説構築
実験室での仮説検証
デジタル上での知識再構築
生態系エンジニアリング

生き物は単独では生きられず、微生物を含む多様な生物と共に「ホロビオント」として存在しています。ホロビオントとしての「生」を見つめ、自然と共にしなやかに生きる道を探る――それが私たちの挑戦です。

土壌-植物-微生物複雑系を解き明かす
マルチオミクス解析

    農業現場や自然環境は、土壌・植物・微生物が密接に関わりあう「複雑系」として捉えられます。本プロジェクトでは、こうしたフィールドから直接サンプリングを行い、DNA(ゲノミクス)、RNA(トランスクリプトミクス)、代謝物(メタボロミクス)などを対象とするマルチオミクス解析を実施します。これにより、従来の実験室では捉えきれなかった、リアルワールドでの土壌–植物–微生物間の関係性とその背後にあるメカニズムの解明を目指します。
マルチオミクス解析

リアルワールドデータを活用した
農業デジタルツインの高精度シミュレーション開発

    気象や土壌、生育などのリアルワールドデータを活用し、農業現場をデジタル上に再現・予測する「農業デジタルツイン」の開発に取り組んでいます。生産量や品質の予測、温室効果ガス排出量の評価、病害虫の発生リスクの予見など、データに基づく柔軟な意思決定を支援します。植物の成長メカニズムを反映した「プロセスベースモデル」と、ビッグデータから学習する「機械学習モデル」を組み合わせることで、より高精度なシミュレーションを実現します。
農業デジタルツイン

地球の歴史を物語る暗号を解く
土壌マイクロバイオーム研究

    土壌は地球表面の多くを覆い、無数の微生物たちが生きる生命のゆりかごです。本研究では、土壌中の微生物のDNAに地球環境の“記憶”が刻まれていることを示す証拠を探っています。微生物群集の多様なDNAには、その土地の気候や生態系、環境変化の痕跡が保存されており、まるで地球の歴史を物語る暗号のようです。この「地球の記憶」を読み解くことで、これまで見えなかった地球環境の変遷やそのメカニズムに迫る新たな視点を提供します。
マイクロバイオーム

マイクロドロップレット技術で
有用微生物を効率的に探索

    土壌には100万種以上の微生物が存在しますが、その99%以上は未だ培養されていない未知の存在です。これらの微生物には、持続可能な農業を支える可能性を秘めた有用な種が多数含まれていると考えられます。本研究では、微小な液滴(マイクロドロップレット)を使い、1本のチューブ内で100万以上の微生物を個別に培養・解析する革新的技術を活用し、従来の方法では困難だった大規模なスクリーニングを実現します。これにより、未知の微生物とその機能の解明が加速し、新たな農業技術や環境保全に貢献することが期待されます。
マイクロドロップレット

植物共生微生物や極限環境微生物の
リソース開発とその応用

    本研究では、化学肥料や農薬への依存を減らす手段として、植物と共生する微生物や極限環境で生きる微生物のリソース開発に取り組んでいます。アーバスキュラー菌根(AM)菌や根粒菌などの植物共生微生物は、植物の栄養吸収を助け、持続可能な農業に貢献します。また、火山や砂漠などの過酷な環境から分離された微生物は、CO₂固定や新たな代謝経路を備え、次世代の「バイオものづくり」への応用が期待されます。多様な微生物の探索を通じて、農業と生命科学の革新を日本から世界へ広げます。
リソース開発
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チームの研究実績、論文や著書、
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自律的な学習とオープンサイエンス


R2DMSの活用やジャーナルクラブの実施を通じて、研究者が自ら学び、最新の知識を共有する環境で、研究の持続的な発展を目指します

対話が生む、オープンな研究環境


作業のIT技術の活用とフリーアドレスを導入した空間デザインで、透明性の高いコミュニケーションと、対話の充実を目指します

聴く力で、チームを強くする


メンバーの意見や悩みに積極的に耳を傾け、透明性を確保することで、研究活動への集中と優秀な人材の集積を目指します

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